大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査
かかりつけ医から渡された「大腸内視鏡検査の準備表」には、
◎検査について
この検査は、肛門から内視鏡を挿入して大腸の内腔を直接観察し、大腸の炎症性の病気(腸のただれ・きず)、大腸のポリープ、その他を診断する検査です。検査は20~30分位で終わります。
◎検査前の準備について
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大腸内をからっぽにして、検査を行ないます。図のように、大腸の中に食物の残滓(便)が残っていると、検査のさまたげになり、検査が受けられなかったり、正確な診断が得られないことがあります。そのことがないように、このパンフレットの指示を守り、検査にご協力ください。
検査3日前から繊維の多いもの、消化の悪いものは避けてください。
例 海藻類、きのこ類、繊維の多い野菜、種のある果物、その他(ごま、ピーナッツ、こんにゃく)◎空腹の場合は、準備表の時間に関係なく、水分をできるだけたくさん飲んでください。
○お茶、ウーロン茶、麦茶、コーヒー、紅茶、スポーツドリンク(コーヒー、紅茶の場合は砂糖はよいが、ミルク、レモンはぬいてください。
×牛乳などの乳製品、繊維飲料水、果実入飲料水、酒(アルコール類)
◎検査前々日就寝前
ソルダナ12mg2錠、コップ1杯(200ml)以上の水で
※センナはアフリカ原産の植物で、マメ科カワラケツメイ属のハーブです。センナが便秘解消に効くのは、主成分であるセンノシドという成分の効果です。センナは大腸内に入ると、腸内細菌の働きでレインアンスロンという物質に変わり、その成分が腸を刺激して蠕動運動を促します。また、水分の吸収を高める作用があり、便を柔らかく、排便しやすい状態にします。
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◎検査前日、検査食(グリコ エニマクリン e(エ)コロン)
朝食 鶏と卵の雑炊、昼食 スープカレーとかゆごはん、夕食 大根とじゃがいもの鶏そぼろあんかけとかゆごはん
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◎検査前日就寝前(22時)滴剤型緩下剤大腸検査前処置用下剤ラキソデード内用薬0.75% 10ml、水薬をコップ1杯(200ml)以上の水に入れて
◎検査当日
朝食 絶食、喉がかわいたり、空腹感があれば、水分はとってもよい。
◎午前8~9時 マグコロールP 100g パウチ入りに水を入れて溶かして1袋に水を入れて溶かし1800mlにして飲む
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クエン酸マグネシウム 
腸管での水分吸収は電解質が吸収されることで発生する腸管内と体内の間の浸透圧差に応じて水分が移動する為である。一方、腸管で吸収できる電解質の量には限りがある為、等張の電解質液を大量に経口摂取すると浸透圧差が小さくなる。それ故、経口摂取した水分の殆どが腸管に滞留し峻下作用を表す。塩類下剤で、腸管内に水分を貯留することにより、瀉下作用を発現し腸管内洗浄効果を示します。
◎午前10時~10時30分頃、当院から電話します。その時、排便の確認や来院時間等の説明をします。
検査3日前から排便の状態を記入してください。
◎水様便、軟便、○普通便(バナナタイプ)、△硬便(コロコロタイプ)、少なかった、出なかった
※マグコロールP服用前日または当日に排便のない方は、マグコロールPを服用しないで、医師または看護師に連絡し、指示に従ってください。
コップ1杯(約200ml程度)を10分位かけて飲んでください。マグコロールPを飲み終えてからも排便がない場合、もしくは形のある茶色便が出る場合も連絡してください。
下剤服用後、水のような便が数回排泄されます。来院途中で便意を催さないと記載されています。
※検査説明書には、
・・・大腸の長さや屈曲の度合いには個人差がありますので、内視鏡挿入時に痛みを伴う場合もあります。検査中に、何か異常が認められた時、・・・処置が行われます。
1)粘膜の一部を採取(生検)し、・・・
2)病変部位に色素を散布し、・・・
3)出血などがみられた場合には止血処置(内視鏡止血術)を行います。
検査の合併症と危険性
消化管の動きを止める鎮痙剤などのアレルギーによる呼吸困難、ショック・・・観察および処置による出血や穿孔(大腸の弱いところに穴が開く)が起きることがあります。・・・発生頻度は0.04%で、死亡率は0.000065%(15万人に1人)・・・100%安全な検査というものはありません。・・・
以上の説明を聞いて検査について納得しました。
と記載、署名欄があります。

【蠕動】(ぜんどう、英語:peristalsis)は、筋肉が伝播性の収縮波を生み出す運動である。
消化管の蠕動は、食物をある一定方向に動かすために行われる。(ウィキペディアから)
【緩下剤】(かん‐げざい)比較的作用の緩やかな下剤。(デジタル大辞泉の解説)
【峻下剤】(しゅん‐げざい)
下剤のうち、作用の強いもの。(デジタル大辞泉の解説)
【瀉下薬】(しゃげやく、laxative)とは、いわゆる下剤、便秘薬のことである。薬の副作用などによる便秘の不快な症状をとることを目的とする。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説)
【鎮痙剤】(ちんけいざい、antispasmodics)平滑筋のけいれんを抑制する薬剤。古くはベラドンナが用いられた。現在は抗アセチルコリン剤,平滑筋弛緩剤が使用されている。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説)

検査3日前、朝△少なかった(6時)、夜○(20時)
検査2日前、朝△少なかった(6時)
22時ソルダナ12mg2錠服用検査前日、朝△少なかった(6時)
夜△水分をあまりとっていなかったからだと思う、便が固く、なかなか排便できなかった、力んで強引に出すと、肛門が切れるだろうから、時間をかけたら出ました
検査食は、鶏と卵の雑炊を昼に食べました、いつも通り朝は抜いた
帰宅したのが22時少し前になってしまったので、夕食も抜きました
22時にラキソデード内用薬を服用
検査前日就寝後~当日朝
7時20分~8時40分マグコロールPを服用、味は酸っぱいポカリスエットかな⁉︎
軟便(8時)
◎水様便(9時)5回、最初は色が付いていたが、最後は透明になった
10時30分クリニックから連絡
排便状況を説明、便は残っていないと思われるとのこと
11時30分クリニック到着
血圧測定、130-80
下は下着も脱いで、後ろが開いている使い捨て検査着に着替え
上は下着の上に検査着に着替え
看護師から左右の肩に筋肉注射
鎮痙剤と鎮静剤
鎮痙剤は、腸の働きを緩くして検査をしやすくする薬
鎮静剤は、痛みを和らげる為のもの
どちらかが、かなりの鈍痛でした
いよいよ検査
ベッドで先生に背中を向け横向きになり、まず肛門に痛み止め(挿入をスムーズにする)ゼリー(麻酔入り?)を塗りました
先生から「カメラを変えました、以前のカメラは痛いと言う患者さんがいたから」と
「私は以前受けたときも、痛くはありませんでした」と
カメラを入れたとき、痛みはありませんでした、カメラが腸を通って行く感じが分かり、カメラを入れてる途中、腸が曲がったところを通過する時に痛みがあり、思わず「痛い」と声が出ました、先生から「ごめん」と
それ以外は痛みはありませんでした
先生が「大丈夫ですか」「痛くないですか」と、何度も声掛けがあり、安心して検査が出来ました

内視鏡は次の順序で挿入していきます
途中、右腹部 を看護師 が押さえながら挿入
肛門→直腸→S状結腸→下行結腸→横行結腸→上行結腸→盲腸

ネットで調べました。(ウィキペディア
『腸は、大きく小腸と大腸の2つに分けることが出来る。小腸は更に口側から、十二指腸、空腸、回腸に分けられ、大腸は盲腸、結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)、直腸に分けられる。人間の腸の全長は7~9m程度で、3分の2は小腸である。・・・・・・
十二指腸は、胃の幽門から続く小腸の最初の部分である。膵頭部を囲むようなC字型をしている。長さは約25cm程度で、指を12本横に並べた長さであることから十二指腸と呼ばれる。十二指腸は口側から、上部、下行部、水平部、上行部の4部に分けられる。 上部は、幽門から上十二指腸曲までであり、腹膜により囲まれ可動性を持つ。小腸の他部位と異なり、粘膜に輪状ヒダを欠いているという特徴がある。幽門の上方にある球状の部分は球部と呼ばれる。球部前壁は十二指腸潰瘍の好発部位である。 下行部は上十二指腸曲から下十二指腸曲までの、尾側へと下行している部分であり、膵管と総胆管の出口である大十二指腸乳頭(Vater乳頭)および副膵管の出口である小十二指腸乳頭が開口している。 水平部は、下十二指腸曲から水平に延びる部分である。 下行部から水平部までは腹膜によって背側に固定され後腹膜に存在しており、可動性がない。 上行部は、水平部から続き左上方へと上行している部分であり、空腸へと連続している。
空腸と回腸は、全長約6mで、十二指腸空腸曲から続き盲腸に連続している。空腸は口側の約2/5、回腸は残り約3/5の部分を指すが、両者には明確な境界は存在しない。空腸は回腸よりも太く、厚い壁を持つ。筋層が発達しているためであり、食物を速やかに運ぶことが出来る。このため、腸管の中は空であることが多く、空腸という名もこれに由来する。また、空腸は回腸に比べ血管が豊富であり、粘膜に見られる輪状ヒダも密である。
空腸と回腸は腹膜で包まれているが、包んでいる腹膜は2枚合わさった形になり、腸間膜と呼ばれる。小腸壁には絨毛と呼ばれる指状の突起が多数存在してビロード状となっており、小腸の表面積を増大させ、吸収力を高めている。
大腸は小腸から続く部分で、長さは約1.5m。口側から盲腸、結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)、直腸に分けられる。大腸は小腸よりも太いが、壁は比較的薄い。
盲腸は、大腸の始まりの部分で、右下腹部に位置している。回腸が開口しており、開口部を回盲口と呼ぶ。回盲口には、回盲弁と呼ばれるヒダ状の弁があり、大腸に入った食物が小腸へ逆流するのを防止している。盲腸の後壁からは、指状の構造の虫垂が突出している。
上行結腸は、盲腸から引き続き体の右側を上行している部分である。肝臓の下面で左へと曲がっており、横行結腸へと移行する。横行結腸は左へと横走し、脾臓の下端で下方へと屈曲して下行結腸となる。下行結腸は腹腔の左後壁を下行し、左下腹部でS状結腸へと移行する。S状結腸は可動性に富み、大きく弯曲して走行している。結腸表面には、大網ヒモ、間膜ヒモ、自由ヒモと呼ばれる、縦走する3本のヒモ状の構造が存在している。これらは縦走筋がヒモ状に集まったものであり、この3本のヒモを併せて結腸ヒモと呼ぶ。 直腸は第3仙椎の高さで、S状結腸から続いており、仙骨前面を下行し、肛門で外部に開いている。直腸の内面には直腸横ヒダと呼ばれるヒダが見られる。』

約1.5mくらいで小腸の入り口にたどり着きました、それまでには異常はなかったとのこと
先に奥まで行って、戻りながらじっくり診ました、戻る時は痛みはありませんでした
身体を先生とモニターが見える向きに変え、一緒にモニターを見ながら説明を聞きました
診ている途中で、見づらいところはカメラの先から水のようなものを噴射させ、洗い流していました
空気や炭酸ガス二酸化炭素)を入れて腸管を膨張させ、腸のひだ(皺)の裏もみながら検査を行うそうです

小腸の入り口→盲腸→「肝臓が透けて見える部分ですよ」と

途中、便意が2-3度ありました
肛門の感覚が鈍くなっていましたが、洗浄水が診ている最中に肛門から出てきていたのが、わかりました

「小腸 は栄養 を吸収、ひだがある
大腸は水分を吸収、色が赤みがかって、血管が走っているのが鮮明
、大腸が少し細い、便秘になりやすいのでは」と

S字結腸→肛門

「ガスを抜きますね」と
検査終了
血圧測定160-100

診察室で先生から
「痔以外は異常ありません
肛門に鬱血した部分あり
いぼ痔
痔は硬化剤か紐で縛り取る日帰り手術がある
痔を取れば 、痔による便潜血で陽性にはならない、また痔で検査とはならないよ」と
家の近くの肛門科へ紹介状を作成してもらいました

心配しましたが、がんなど悪性のものはありませんでした