今日の言葉
今日、再放送のドラマを観ていたら、気になる「言葉」がありました
『ファミリア・ストレンジャー』＝見慣れた他人
通勤や通学ではいたいてい同じ時間のバスや電車、それも同じ車両に乗るが、大体いつも同じ人が乗っている、また、よく利用するコンビニの店員、散歩などでいつもすれ違う犬と散歩する人、毎日通る道にある店の人、など、よく見かけるので顔は知っているけど、話したこともなく名前やどこの人なのか全く知らない人のこと
特に都会に住む人にはファミリア・ストレンジャーが多く、顔を見知っている分ある程度の親近感を持っており、きっかけさえあればお互いの心理的距離を縮めやすい間柄で、何かのきっかけ(ちょっとした事件やハプニングなど)があれば一時的に親密になれるそうです、ファミリア・ストレンジャーは、ちょっとしたきっかけで「劇的な出会い」につながる
反面、ファミリア・ストレンジャーは顔は良く知っているが、誰かは解らない、つまりその人の個性も趣味も環境も一切知らないため、何をどう話していいのか解りませんし、相手の反応がどうなのか想像もつかない。
例えば、同じ住宅の他の階に住んでいる(らしい)ファミリア・ストレンジャーとエレベーターで一緒になった場合、なんとなく挨拶や天気の話くらいはしたとしても、互いにそれ以上どう対応して良いか解らないので、その後の会話は弾まず、何だか気まず～い居辛～い雰囲気になったりする、「ちょっとしたきっかけ」があれば急速に親しくなる事もあるが、このようなきっかけがないと「出来れば必要以上に顔を合わしたくない人」になる場合もある、・・・あまりネガティヴな態度をとると相手に嫌な印象を与えてしまう可能性がある、住宅、町内会、学校、会社などのコミュニティであれば、思いも寄らない噂を流されたり、いじめ等につながらないとも限らない、出来れば親密になるきっかけを自分で作れると良いが、とりあえず愛想良く挨拶するような心がけがある方が良いかも知れない』
これは前から思っていたことですが、そんなファミリア・ストレンジャーの中に、いつもと違う人が入っていた場合、すぐ気が付くなと
『メル友やマイミクなどメールやweb上で頻繁にやりとりをしていてもリアルで会った事のない知り合いがいる、いわゆる「見知らぬ友人」、これは「インティメイト・ストレンジャー」、インティメイト・ストレンジャーの個性も趣味も環境も良く知っていたとしても、それらは結局その人の「言葉」を経由して知っているに過ぎない、表情やしぐさや全体的な雰囲気から人となりを判断していないので、インティメイト・ストレンジャーは言葉の行き違いで簡単に信頼感や親近感を喪失する可能性も孕んでいる
メールをはじめとした文字だけのコミュニケーションが対人スキルを下げる諸悪の根源のように言われている しかし、考えようによっては他人との関係性や出会いの方法が昔よりずっと多彩になってきた、異性・同性に関わらず、見慣れた他人でも見知らぬ友人でも、そこから親密な関係を築く事が可能だから、現代は対人面にとても恵まれている』
