読み終わって6

『旅のラゴス筒井康隆著を読み終わりました。
昭和61年の作品
吃驚仰天(びっくりぎょうてん)
代赭色(たいしゃいろ)に燃える南国の太陽
  褐色を帯びた黄色または赤色
  赤土を別名「赭(そほ)」で、中国代州で産出する赤土が有名だったことから
猩猩緋(しょうじょうひ)に近い赤さ
  緋の中でも特に強い黄みがかった朱色
  猩々とは、中国の伝説上の生き物、人に似た顔で鮮やかな赤い体毛を持ち、体つきは犬や猿に似ている
  その血はとても赤いとされる、戦国時代の陣羽織
高検樹
笑顔は蠱惑的(こわくてき)である
   蠱とは、まじないに使う虫、蜘蛛、蜈蚣(百足)など、人を害する呪いや毒薬

「旅をすることによって人生というもうひとつの旅がはっきり見えはじめ、そこより立ち去る時期が自覚できるようになったのであろうか」

冬の凍野に斃死(へいし)する
   行き倒れて死亡したり、野垂れ死をしたりすること
筒井の書いた断簡零墨(だんかんれいぼく)に至るまで
   「断簡」はきれぎれになってしまった文書、「零墨」は一滴の墨のことで墨跡の断片
リリシズム
   「・・・主観的体験または思索に基づく内的感動がその状態性,現在 (永遠の現在) 性において表現されるた
   め、その素材である自然,生死,愛などの対象もこの感動の象徴に転化する傾向があり、・・・」
    (ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説抜粋)
ビルドゥングス・ロマン
   「教養小説とは、主人公が様々な体験を通して内面的に成長していく過程を描く小説のこと、ドイツ語のBildu
    ngsroman(ビルドゥングスロマーン)の訳語で、自己形成小説とも訳される」 (ウィキペディアから)

読んでいてある歌を想い出しました。

ぼくのりりっくのぼうよみ『sub/objective』
 
架けた橋 遠ざかり 遠回り
behave like a blindness
取り返しつかない所まで
一人ベットで毛布に包まり
告げる現実にgood-bye
数倍に膨らんだ悪夢
簡単に物事を投げ出し
no matter what I do
全て未来は決まってる
そんな振りをした
そして夜が訪れた
悲しみが空を覆った
放り出されたまっくらやみ
見失わないように心研ぎ澄まし
塗りつぶすグレーにna na na na
夜中にふと気づくisolation
なんか泣きたくなるな

Afterglow 照らすオレンジ
Afterwards 全て終われば
泣いたりたりしなくて済むのかな
Afterglow 照らすオレンジ
Afterwards 全て終われば
泣いたりたりしなくて済むのかな
I decived other everyone

いつしかすり替わる一人称から三人称へ
二元論でしか世界を観れないのは哀しい
全てにapathyだから魂奪われて融ける
いつしか物を見ている自分を見るようになった
人からどう見えてんのか それだけ気にしてる
なんて素晴らしい人生だろう
"Check this!!""Check this"
叫ぶ自分をobjectiveに眺める
急にどうでも良くなって
投げ出す何もかも
そして拾い集める
また泣いてるよ

daybreak また夜が明ける
discribe 僕を貫く
涙で何か変わるかなぁ
daybreak また夜が明ける
discribe 僕を貫く
涙で何か変わるかなぁ
I deceived even myseif...